クラウドデザインパターン の監訳に参加しました

「クラウドデザインパターン Azureを例としたクラウドアプリケーション設計の手引き」という本が 日経BP から出ました。

Microsoft patterns & practices チームの人達が書いた、「Cloud Design Patterns: Prescriptive Architecture Guidance for Cloud Applications」http://msdn.microsoft.com/en-us/library/dn568099.aspxの翻訳本です。JAZUG繋がりで話があって、監訳に参加させていただきました。

ここのところ、日本語のデザインパターン本出ていませんでしたが、重要な課題が拾われていてお勧めな内容です。

とても気に入ったので機会を設けて、この本をネタにして7月に2回ほど話をさせてもらいました。最初は、ネタを被らせるていけば、大丈夫かな?と思っていたのですが、書いてみたらかぶりが殆ど無くさらに26,30日の日程にしたので、ちょっと辛かったです。

クラウドデザインパターン Azureを例としたクラウドアプリケーション設計の手引き

http://ec.nikkeibp.co.jp/item/books/P98330.html

クラウド温泉4.0@小樽 - The Return of F# 7/26-27

内容は全く知らず、なんとなくクラウドって付いているから良いかなと思って行ってみたら、ケンブリッジと名古屋から怖い人達が集まるガチなヤツでした。非常に濃いF#成分のなか、現時点でPublic Cloud で、Data Management をどう扱うのか、制約と設計について話をしました。話切れないところもあったので、どこかででまた話したいと思っています。この集まりは、とても楽しくて中途半端だった、 functional programing の理解に風穴を開けてくれました。

その時のセッション資料です

クラウドデザイン パターンに見る クラウドファーストな アプリケーション設計 Data Management編

クラウド温泉4.0@小樽 - The Return of F#

JAZUG クラウドデザインパターン勉強会 7/30

この本は、コードフラグメントではなくて10個の完全に動作するサンプルコードが付属しています。このセッションでは、サンプルコードを読んで興味を引いたところを紹介するという流れにしました。JAZUGで話をするときはいつも、「他ではあまり聞けないような内容で、楽しんでいただこう」と思って題材を選ぶんのですが、あまり「わかりやすかった、良かった」という話を聞くことがありません。もしかすると、題材の選択に問題があるのかもしれないと思い。サンプルコード内の、「Exceptionのハンドリングどうする?」とか、「そのプロパティを設定するとどうなるの?」とかを流しながらパターンを見ていくというストーリにしました。これなら、いつもコーディングしている人なら、あるあるネタになって楽しめるんじゃないかといのが狙いです。これなら万人受けするはずと思ったのですが、セッション終わったら「濃かったですね」と言われ、残念ながら目的達成は道半ばだったようです。orz

その時のセッション資料です

JAZUG クラウドデザインパターンのコードを覗く

最後に

本の中で問題提起されている事柄をどのように扱うのか、それぞれの課題は古くからあるものですが、今回再度クローズアップされているのは何故なのかあたりも面白いと思います。